田村長について
御食国・若狭小浜
鯖街道の起点・小浜で食文化
を伝承し、今に伝えます
御食国・若狭小浜の誇り
福井県若狭地方は、飛鳥・奈良時代には若狭国といわれ、天皇の御食を司った膳臣(かしわでのおみ)が統治していたと伝えられています。新鮮な海の幸など、天皇家の食材を提供してきたことから「御食国(みけつくに)」とも呼ばれ、その伝統は今も「献上かれい」として脈々と続いています。
ちなみに御食国は全国で3ヶ所(若狭国、志摩国、淡路国)ですが、日本海でとれた魚介類は殊更重宝されてきました。
鯖街道の起点・若狭小浜
若狭湾沖は日本海特有の寒流と暖流が複雑に交じり合う好漁場で、身の引き締まった魚介類が豊富に育つのです。鯖や甘鯛をはじめ一塩された魚を、夜を徹して京へと運べば、到着時にはいい塩梅の絶妙な味に仕上がります。背負手が行き来した十八里の道は、やがて「鯖街道」と呼ばれるようになりました。
今も往来が続く京との交流の歴史の道は、日本遺産として登録されています。
田村長の歴史
江戸時代から続く秘伝の味を
守り続けています
魚一筋、190年の伝統
江戸時代・寛永11年(1634年)、酒井忠勝が若狭国(小浜藩)に入国し、小浜藩主となり、以後 14代・235年にわたり酒井家が小浜を治めました。
寛政9年(1797)、小浜城下町の安居町(現在の今宮)で田村長兵衛が海産物商を創業。
文政6年(1823年)、田村長兵衛から分家した田村長右衛門が和泉町(現在の いづみ町商店街)にて、屋号「田村長」として、海産物商を開始しました。
6代 継承されてきた伝統の技
1823年に創業した田村長は、江戸時代から大正時代にかけては、近江や京などを往来する行商人などに魚を販売する傍ら、村部集落に出張料理や仕出しなどを行っておりました。
昭和になると、5代目 田村長右衛門(嘉一)が、店頭の鮮魚販売と併せて、仕出し料理の技を活かし「小鯛のささ漬」「若狭かれい」「へしこ」などの全国販売を開始。
現在 6代目 田村長右衛門(仁志)が、田村長の伝統の技を継承するとともに、伝統におごることなく、日々お客様に喜ばれる味への追及を行っています。
店舗紹介
百貨店を通じて全国の皆様に
ご愛顧いただいております
文政6年(1823年)以来、小浜の地で海産物を営んできた田村長は、昭和60年に東京日本橋高島屋に直営店を出店して以来、
京都の百貨店にも直営店を出店し、全国の皆様からご愛顧いただいております。
福井県小浜市の店舗
田村長 本店
〒917-0084
福井県小浜市小浜広峰14
TEL:0770-52-0310(代)
FAX:0770-52-7333
営業時間/日、祝以外 9時~17時まで。日、祝 9時~16時まで。
定休日/毎週水曜日
年末年始定休12/30~1/6
百貨店の店舗
京都 高島屋 B1F
〒600-8520
京都市下京区四条通河原町西入真町52番地
TEL:(075)221-8811(代)
営業時間/10:00~20:00